カンナ [花]
未だ梅雨明けきらないが夏の訪れを告げる
カンナが咲いた。鮮やかな色合いは幻想的
でもあり花言葉「妄想」とも重なり、迷い
や情熱を連想させる。所変わるがギリシャは
国民投票、緊縮策にNOと答え迷走している。
この居直りともいえるギリシャの思惑は、そ
してたどり着く先はカンナに聞けとばかりだ。
グズマニア [花]
・常緑多年草・グズマニア
無料配布に応じたグズマニアは中南米に分布する
パイナップル科の常緑多年草だ。「主に樹木の上
などに自生する着生の植物」とあり、葉から水分
や養分を摂るのだそうだ。気候風土の異なる場所
で生きながらえるのは困難だろうと思うが、せめ
て夏の期間まで、熱帯地方特有のあでやかさを
見せて欲しいものだ。
肥料の時 [花]
開花一番乗りは、やはり、というか黄色のバラ
/トーマス君だった。他種においても、すでにツ
ボミも多く膨らんではいるが開花スピードの追い
込みはいつもながら素早い。5月は気温も上がり
茎も葉も枝数も増えて肥料を最も必要とする時期
になる。同時に敵も多く、つぼみに産卵するバ
ラゾウムシ。茎に住み着くバラクキバチとバラにと
ってはご難の道のりが始まる。
シャガ [花]
7年前位だろうか、栃木のIC売店で買い
求めたシャガの苗が今年もきれいに咲いて
楽しませてくれる。シャガとは妙な名前だ
が、その由来は良くからない。中国原産
だが漢字では「射干」とか「著莪」とある。
アヤメ科の冬でも葉が枯れない常緑性多年
草のシャガはゲノムの関係で種子が発生し
ないため、分布の広がりは人為的によるも
のだそうだ。力いっぱい咲き誇るのはその
せいかもしれない。
朝鮮朝顔 [花]
いったん朽ちた樹木の株から芽を出し、いつの
まにか緑の幹が伸びて来た。そして、ふと見ると
このとおり。雪でも降ったかと思う程に白い花が
まぶしい。エンゼルトランペット、俗名朝鮮朝
顔は華岡青洲が麻酔剤として使ったことで知られ
ている。所謂毒性植物だ。花を食べればたちまち
その症状が出る。どうりで怪しい魔力を感じる。
シンピジゥム [花]
部屋に花があると気持も華やぐばかりか、
つい見入ってしまう。しかも心づくしの頂
きものとあっては尚更だ。庭の花も散り尽
くし、落葉が始まったが、シンピジゥムは
これから少しづつ咲きだす。日中首脳会談に
おける両首脳の握手は、そっぽを向いている
ようで、ぎこちないが、この花のようにとは
いかないだろうが少しづつでも咲くといい。
ハイビスカス [花]
ご近所のハイビスカスが目を引く。ひと頃の
暑さも一段落して花も時季を知って力尽きた
かのように、勢赤色が淡くなって風に揺れて
いる。栄枯盛衰は世の常だが身近な人が旅
立とうとしている。ずっと昔からのいろいろな
出来事が思い浮かび、ついしんみりとしてし
まう。そして、そんなことにはお構いなく明日
は9月がやって来る。
ムクゲ [花]
「槿花(きんか)一朝の夢」とは早朝に開花し夕方には
萎んでしまうムクゲの花を人の世の栄華の儚さに例え
て表現したものだそうだ。しかし、成長が早く害虫が棲
みつき易い樹木でヒコバエも多く、手間がかかることを
思うと「儚さ」というよりも、むしろしぶとくタフな印象の方
が強い。ただ、暑い夏がムクゲの花の開花とともに一段
落し、秋を告げる合図だとしたら風に揺れる花が侘しく
も思える。
チョウセンアサガオ [花]
枯れてしまったチョウセンアサガオの立木を止む無く
根を残して伐採した。池田様に頂いた木を枯らしてし
まったと悲観したが、その後、根本から現れた新芽が
育ち、とうとう2年目にして花をつけた。チョウセンア
サガオ、別名エンジェルストランペットの復活だ。この
樹木の薬効は古くから知られており江戸時代の医学
者、華岡青洲は本種を主成分として精製し麻酔薬を
拵えたそうだ。そんな薬効は別にして復活した花は、な
んとも清楚だ。