お盆 [家族]
咲智9歳、仁晴7歳そして凛香まもなく3歳になる
真夏日の盆、宿題抱えてやった来たが関心はもっ
ぱらテレビ漫画にゲーム、そこへ野人さながら
暴れまわる凛香、訪れる度に逞しくなり、
けたたましく笑う。その体格はプロレスラーの如く
押しても制しても動じない。無秩序に割り込んではお邪魔虫、汚れた口や手で迫り
体当たり、ライデンヒップ。暑い夏の盆、秋が
待ち遠しい。
早くも一歳 [家族]
フクちゃん、早くも一歳になるという。
今でも十分大きいのにこの種の猫はまだ
まだ大型化するというから、先が思いや
られる。毎日イタズラが多くて怒鳴った
り追い払ったりするのだが効き目がない。
朝いちばん、狭い家の中を端から端まで
短距離選手のように走り回る。元気が良
いのはいいことだがテーブルの上に載っ
て物をあさる。噛んだり爪を立てたり蹴
落したりと被害も大きい。毛もますます
深くなって厚ぼったい。ぼつぼつ毛刈り
の洗礼にでもと希望する。
富士見亭 [家族]
富士見亭とは言うが、ここからまだ富士山が
見えたことはない。混雑を極めたホテル三日月、
15時のチェックインには長い行列ができる。
前面に広がるプールとその向こうの海原が潮干
狩りのメッカとくればこどもたちにとってはじっ
としていられぬのも無理はない。よく遊び
よく食べて新学年に挑戦してほしいものだ。
市原象の国 [家族]
春休みだと集まった一家の今期お目当ては
象の国訪問だそうで朝いちばん、てんやわ
んやと出かけた。5人乗り乗用車に5,5人
その0,5は2歳ミソッカス凛香だが3人分の
大騒ぎで象やカピバラに大興奮、頬を赤く
して餌やったり逃げ回ったり。中でも2階
からの観客に大きな目玉と長い舌で寄ってき
て手元の餌をとる、キリンの迫力は凛香
ならずともこわい、こわい。
福ちゃん [家族]
盛夏 [家族]
リンカ、2歳の誕生月はスイカが良く似合う。
はるばる上総一の宮から飛びさんのセレナを迂回して
道の駅にて買い求めた今夏一番の大物だ。テーブルて゛
すいかを割る一挙手に歓声をあげながら目を凝らすリ
ンカ。丸々と体力充分の健康優良児だが、まだ言葉が
出ない。唯一の語句は「アイシュ」と冷蔵庫を指さす。
悪戯の良し悪しが少しは解ってきたのか怒ると逃げ出
す。また、狭い家の中をただやたら走り回り叫ぶ。リ
ンカ2歳の盆は逃げ場もなく、暑さも手伝ってたまら
ない。
発表会 [家族]
さっちゃんの晴れ舞台は練馬文化センター大ホール
で賑々しく行われた。17;00開演だというのに親は
朝も8時から会場に詰め準備するのだという。やっ
と歩き始めたような幼子から熟年まで総勢出演者約
50名のバレー発表会となると無理もないことだろう。
主催者はじめ関係者のご苦労がうかがい知れる。サ
ッチャンも仕上がりがいいのか見に来てほしそうだ
し、ここはひとつ重い腰を上げて列に並び前列中央
特等席を確保した。だがしかし、わからない。3部
クルミ割人形のこども役、と聞いても探し出せない。
技量向上と適正を審査員のように見定めようとの目
論見も失意に埋もれたが、この満面の笑顔からする
と上出来だったに違いない。皆さんお疲れ様でした。
リンカ1歳 [家族]
リンカ1歳、全国お馴染みのイナイイナイバー。
合図を出すと直ちに作動する。泣いてる時もだ。
1番目、2番目もこれを得意技として育った。
ついでに言うなら母親もそうだ。
しかるに、さほど感動もない。
ところがリンカ2歳、隠し技がもう一つある。
これだ、掛け声と共に愛想よく右手を上げる。
その掛け声はと言うと、ラジャーだ。