いつでも山を [著書]
田部井淳子さんは1975年世界最高峰エベレスト/8848mに
女性で初の登頂をしたことで知られている。海外で登った山は
たくさんあるそうだが、そのうち60歳を過ぎて登った山がマナス
ル8163m(67歳で登頂)をはじめ69座あるというからすごい。
この著書は気軽に身近な山に行く楽しさと、日頃の暮らしの中
でいかに筋トレやストレッチをして健康管理に努めるかを教えて
くれる。高齢者が家の中で転び、寝たきりになってしまうケースな
どを考えると、正に山は健康でいるための、ピッタリの趣味だろ
う。平均寿命、男79.44才からすると私自身も人生折り返しター
ンから、すでに長い時が経過した。寝たきりにならないよう努め
て心掛けねばなるまい。
ミレニアム上下巻 [著書]
タイトルとしてはインパクトに欠けるが、流石に800万部を突破した
だけあって、内容あるミステリー上下巻だった。あらすじを紹介する。
月刊誌「ミレニアム」の発行責任者ミカエルが実業家ヴェンネルスト
レムの違法行為を暴露するが、逆に名誉毀損で有罪となる。そんな
ミカエルに関心を持つ大企業グループのヘンリックヴァンゲルは、異
質な風貌ながら凄腕の女性調査員リスベットに一連の背景の調査を
命じる。そしてミカエルはヴァンゲル家に40年間、謎となっていた孫
娘ハリエット失踪事件の調査をはじめることになる。ザラザラとした読
後感ではあるが満足の一冊だった。