昨日 [登山]
それにしても昨日の雨はひどかった。
横尾でスパッツを締め気合を入れて
橋を渡ったものの、益々降り出す雨に
山道は川のように水が流れ、梓川の
渓流は虎の咆哮にも思えて来る。
本谷橋界隈、唯一の道が2箇所決壊し
通行を妨げる。涸沢まで2,5Kもはや戻
るわけにも行かず靴を浸してわたる。
歩くたびに靴の中で水が動く。まだか、
まだか涸沢は、と登るうちに足は冷たく
なるし合羽の内も外も変わらなくなる。
外気温8度、大自然の中での奮闘は負け
れば帰れない、と思うと緊張が走りサボッ
テいた体内の組織全部が起き出すような
気がする。
爽快な朝 [登山]
涸沢の朝は爽快だ、テラスから
眺める穂高の山頂はもうすぐそ
こにある。
昨日の雨がうそのように空は明るく
宿泊客は何事もなかったように、
それぞれに朝の準備に追われてい
る。今日の予報は曇り後雨、北穂に
登る組、奥穂に登る親子連れをしり
目に下山と決めた。また、天気
のいい日に来よう。
やまない雨 [登山]
6;00出発、雨支度。上流に行く程に
渓流の音が激しくなる。9;20横尾に
到着、ここから槍ヶ岳まで11K、
涸沢6K、これからが山道となる
大きな分岐点、雨は降り止まず
パノラマラインは水が溢れて不通。
地表から山頂にかけて雲ばかり、10;00
横尾橋を渡る。
上高地 [登山]
松本インターから約30分、狭いトンネル
をいくつも抜けると沢渡に着く、そこから
シャトルバスに乗って、やっと来ました
上高地。河童橋は雨模様にもかかわらず
人出が多い。
水かさは思ったより少ないが澄み切った
冷たい水は槍や穂高の懐から湧き出す
名流特有なものだ。
生憎、穂高の山並みは雲に隠れて
見えない。敬虔にして神秘な山肌は
もっと汗をかかないと現れない。
外は雨 [登山]
自宅を5時に出て八ヶ岳PAに7;30
生憎の天候で八ヶ岳も雲に覆われ
ている。刻々変わる予報にしびれ
を切らしての穂高行き、せめて
ドシヤブリにならないよう願うばかり
だ。ナビを沢渡に設定してPAを後に
する。TBSラジオの雑音、限界か、
外気温20度。
②大源太山 [登山]
・山頂標識、右旭原、左七ツ小屋山清水方面
約1時間の急登を抜けると一気に視界が広がり
痩せた尾根道に出る。ここからは前方の山頂を目
指し、また周囲の景観を眺めながらの歩行となる。
山頂到着11時00、360度周囲の視界は妨げる物もない。
7ツ小屋山に至るなだらかな尾根道が未だ紅葉が充分では
ない木々の合間に良く見える。11時20分帰路の急坂はいつ
もながら膝への負担も注意しながらの下山となるがのだが、
不覚にも転倒する。右側のブナの細木を支えにガケ道を降
りようとした途端、支え木がしなり半回転して6m程転げ落ち
る。運良く大事に至らず同伴者ともどもホットしたところだが、
今思い返してもソラオソロシイ出来事ではあった。
①大源太山 [登山]
湯沢インターから15分、大源太山に来た。錦秋の紅葉を再び
との思いで自宅を3時に出発し登山口7時30分。サット行って
パッと帰る予定がいつになく難攻した登山となった。1つは4箇
所の渡渉点が増水激流、そしてぬかるんだ急坂。「こんなにき
つい登りだったか」とあらためて思う。トラロープが連続して用
意されている急な登りに浮石が多く気を抜けない。湯沢町大源
太山は標高1598m、別名弥助の頭ともいう。谷川岳山系北端
にあって紅葉の名所にもなっている。そのうちいつかねと思わせ
る尾根道周遊コースもある。
西穂高岳③ [登山]
帰路、西穂から独標までは気の抜けない岩場のアップダ
ウンが続く。1つ2つとピークを超えるごとに穂高の景観が
変わる。西穂山荘16:30帰着。天候にも恵まれ予定通り
西穂に立った安堵感と疲れからか夕食後21時の消灯を待
たずして熟睡。夜半、風の唸る音と激しい雨音。まったく山
の天気はままならない。またしても合羽着用ではあるが帰
路のみ故に気にはならない。冷えた身体も露天風呂間近と
なればそれも良い。